A. 当社の実績写真集を見ていただくとカラフルな建物がありますが、これはしっくいにベンガラという色粉を混ぜて塗ったものです。ベンガラは酸化第二鉄から出来ていて、銅や鉄などの金属を精製する途中で出来るものです。昔からベンガラは神社の鳥居や寺の柱などに塗られてきました。 しっくいにそれを混ぜることによって、カラフルな表情を作ることが出来ます。色を付ける方法は色々あるのですが、濃い色にしますとまず同じ色を再現することは不可能です。そして、何年か後の補修の際に色を合わせられないというデメリットもあります。しっくいはそのときの温度や混ぜ方によって同じ配合でも出来上がりは違ってしまいますし、しっくいの上に塗ると同じしっくいでも質感が違ってしまう為です。ですので、濃い色を選択される場合は次のことを覚悟しなければなりません。
・色むらが出る(初めは無くても後で出てきます。)
・補修をするとその場所がすぐにわかる
混ぜるものにもよりますが、色つきしっくいは標準のものよりコストがアップします。